マゼランクロス（2001年生、母ティーレックス）

マゼランクロス（2001年4月23日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「セブ島にある十字架」。毛色は鹿毛。種牡馬のウォーニング（当時16歳）と交配したティーレックスが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ヒカル牧場。戦績は、中央平地1戦0勝2着1回、地方8戦8勝。主な勝ち鞍は2005年の3歳以上C6二。

経歴

デビュー前

中塚猛厩舎（園田）へ入厩。

4歳（2005年）

4月29日、デビュー戦は玉垣光章騎手を鞍上に据えて、4歳以上C1-3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は543kg。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトウカイスペシャルに約11馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

5月10日、中1週で迎えた2戦目は、4歳以上C1-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で玉垣光章騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るチェレスタを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて2勝目を手にした。

5月24日、中1週で迎えた3戦目は、4歳以上C1-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で玉垣光章騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマルブツスキーに2馬身半の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

6月21日、中3週で迎えた4戦目は、高馬元紘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1-1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサッカービートに7馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

7月6日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上C1-2（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で高馬元紘騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のストライフドーンに6馬身の差をつけて土付かずの5連勝を決めた。

7月20日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上C1-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高馬元紘騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のモリトラダンサーに4馬身の差をつけて無傷の6連勝を決めた。

8月24日、中4週で迎えた7戦目は、4歳以上C8-2（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で高馬元紘騎手（3戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のメジャーウィナーに6馬身の差をつけて無傷の7連勝を決めた。

10月6日、中5週で迎えた8戦目は、3歳以上C6二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で高馬元紘騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るワフーコメットを上がり0位の末脚でアタマ差だけ差し切って無傷の8連勝を決めた。

5歳（2006年）

4月30日、約7か月の休養明けで迎えた9戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったコーリンヴァリウスにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。