ツルハチオジョー（2006年生、母ツルハチクィーン）

ツルハチオジョー（2006年5月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「母名の一部＋お嬢」。毛色は鹿毛。種牡馬のオース（当時10歳）と交配したツルハチクィーンが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）協和牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方6戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の4歳以上C2 14。

経歴

デビュー前

大根田裕之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

2月7日、デビュー戦は鷹野宏史騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた2戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての18番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

8月26日、約6か月の休養明けで迎えた3戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップマスカット賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

9月27日、中4週で迎えた4戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。

4歳（2010年）

3月13日、約5か月半の休養明けで迎えた5戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-20（佐賀ダート1300m 小雨/不良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコスモカンチュに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4月11日、中3週で迎えた6戦目は、4歳以上C2 17（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のタクトフルに2馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

4月24日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上C2 14（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山下貴光騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のケンシエタニティに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

5月15日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山下貴光騎手（3戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったサクラエクシードに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

5月29日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山下貴光騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、コスモイチモンジにクビ差交わされて2着に甘んじた。