パペッティア（2021年生、母コーンドリー）

Puppeteer

2021.02.17

パペッティア（2021年2月17日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時21歳）と交配したコーンドリーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2024年の桜花賞(牝)で2着に入った他、2024年の’24アヴニール賞で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

五十嵐冬樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2023年）

5月24日、デビュー戦は岩橋勇二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1100m 晴/稍重）に出走。馬体重は432kg。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、勝ったタントゥームに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

6月22日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったアメリアハートにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

8月29日、中9週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳（門別ダート1100m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のエールステステルに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月1日、中8週で迎えた4戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のフェイクニュースに7馬身の差をつけて1番人気に応えた。

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

荒山勝徳厩舎（大井）へ入厩。

12月9日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳戦のカナリア特別（大井ダート1600m 内回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るファーストフラワーを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月31日、中2週で迎えた6戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳S1の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。端を取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

3歳（2024年）

1月26日、中3週で迎えた7戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

2月15日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳戦のクロッカス特別（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（3戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のフォルトリアンに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3月27日、中5週で迎えた9戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの桜花賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、勝ったプリンセスアリーにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

4月17日、中2週で迎えた10戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの’24アヴニール賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

7月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、3歳オープンの優駿スプリント（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた12戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、トゥインクルサマー賞（大井ダート1000m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

9月8日、中5週で迎えた13戦目は、オフトひたちなか賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は本田正重騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく13着に敗れた。