ウエスタンエルザ（2007年生、母エイティカラー）

ウエスタンエルザ（2007年3月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時9歳）と交配したエイティカラーが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）北西牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、地方14戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年のオーガストフラワー賞(C1以下)。

経歴

デビュー前

柴田政人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

12月13日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。馬体重は458kg。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

3歳（2010年）

2月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

4月10日、中5週で迎えた3戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は柴田善臣騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

7月4日、中5週で迎えた7戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/不良）に出走。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

7月17日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は柴田善臣騎手（4戦0勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

8月18日、中4週で迎えた9戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のオーガストフラワー賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のレオキラメキに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月19日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい10着に終わった。

10月16日、中3週で迎えた11戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

4歳（2011年）

2月8日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた12戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、マルチフレンド特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

4月9日、中8週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

6月21日、中9週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた14戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、新冠町軽種馬生産振興会特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

7月5日、中1週で迎えた15戦目は、ひだか樹魂まつり特別（門別ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で寺地誠一騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた16戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、輝け日高胆振農業特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた17戦目は、桔梗特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた18戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、しし座特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた19戦目は、エイシンデピュティ賞（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に敗れた。

9月13日、中1週で迎えた20戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、乙女座特別（門別ダート1800m 雨/不良）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のサクラエモーションに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月27日、中1週で迎えた21戦目は、みんなあったかホクレン灯油特別（門別ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（2戦0勝）。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したブルーミラクルを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

10月11日、中1週で迎えた22戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、ブラックタイド賞（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って9着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた23戦目は、新得地鶏特別（門別ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は小国博行騎手（1戦1勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着を確保した。

11月8日、中1週で迎えた24戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、蠍座特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

11月15日、連闘で迎えた25戦目は、五稜郭特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。