テンゲントッパ（2008年生、母ジェミーブロッサム）

テンゲントッパ（2008年2月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「天元突破」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時13歳）と交配したジェミーブロッサムが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地36戦2勝2着9回。主な勝ち鞍は2012年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、千代田牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

岩戸孝樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

7月3日、デビュー戦は伊藤工真騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は466kg。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

9月25日、中9週で迎えた3戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/不良）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したルシャンベルタンにハナ差届かず2着となった。

3歳（2011年）

1月15日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた6戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のモンクを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

2月13日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦1勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

5月8日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳500万下のわらび賞（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（3戦0勝）。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦し、5着を確保した。

5月21日、中1週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた10戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（3戦1勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は力尽きて8着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた11戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（4戦1勝）。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したサトノピースピースを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

10月2日、約4か月の休み明けで迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったヒラボクマジックに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

10月16日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（5戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月13日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（6戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

11月19日、連闘で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で西田雄一郎騎手（7戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、5着に終わった。

4歳（2012年）

1月5日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（8戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったドラゴンヴォイスに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

1月29日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（6戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったフラアンジェリコに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

2月18日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（7戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、5着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（8戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して11番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4月28日、中7週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で武士沢友治騎手（9戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下の三条特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（9戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたトルバドゥール決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

5月19日、連闘で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（10戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、勝ったアグネスハイヤーにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

8月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた24戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（11戦0勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、5着に終わった。

8月12日、連闘で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西田雄一郎騎手（12戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったブライトジェムにねじ伏せられて6馬身差の2着となった。

9月2日、中2週で迎えた26戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の三国特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたグレイレジェンド決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

9月23日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るトウショウロジックを驚異的な末脚でクビ差だけ差し切って下馬評通りの実力を証明した。

10月21日、中3週で迎えた28戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に敗れた。

11月11日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた29戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

12月2日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた30戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の霞ヶ浦特別（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

5歳（2013年）

12月23日、約13か月の休み明けで迎えた31戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（13戦0勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

6歳（2014年）

1月19日、中3週で迎えた32戦目は、4歳以上1000万下の五条坂特別（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

2月2日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた33戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

3月8日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた34戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（14戦0勝）。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（10戦1勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた36戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（11戦1勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では電光石火の末脚を披露し、5着に入り込んだ。