ダンサーバローズ（2016年生、母ウエスタンダンサー）

ダンサーバローズ（2016年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「踊り手＋冠名」。毛色は栗毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時8歳）と交配したウエスタンダンサーが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はウエスタンファーム。戦績は、中央平地5戦1勝2着1回。2019年のホッカイドウ競馬特別に勝利した他、2019年の芙蓉賞を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ウエスタンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、猪熊広次によって3,780万円で落札された。

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

9月22日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り曇/重）に出走。馬体重は528kg。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた2戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた3戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。端に立つ形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて抜け出し、最後は2着のハイパワードトップに3馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

11月17日、中3週で迎えた4戦目は、2歳500万下のもちの木賞（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、ノーヴァレンダに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

12月8日、中2週で迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

3歳（2019年）

4月3日、約4か月の休養明けで迎えた6戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳S3のクラウンカップ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

4月25日、中2週で迎えた7戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの東京ダービートライアル（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に沈んだ。

6月7日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳オープンの若竹賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい7着に敗れた。

7月5日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた9戦目は、織姫・彦星特別（川崎ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

8月5日、中3週で迎えた10戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの芙蓉賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトーセンボルガを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて優勝

9月4日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、3歳S1の戸塚記念（川崎ダート2100m 曇/不良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

10月1日、中3週で迎えた12戦目は、THE GENFUKEI賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

11月4日、中4週で迎えた13戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのホッカイドウ競馬特別（浦和ダート2000m 晴/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジョーパイロライトに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5歳（2021年）

1月26日、約15か月の休み明けで迎えた14戦目は、ベテルギウス特別（川崎ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

2月25日、中3週で迎えた15戦目は、春花特別（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

3月22日、中3週で迎えた16戦目は、萌黄賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（2戦1勝）。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバテてしまい12着に敗れた。