ポートレイト（2013年生、母ピンクキャンドル）

ポートレイト（2013年3月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「肖像画」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のベーカバド（当時6歳）と交配したピンクキャンドルが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）長浜牧場。戦績は、中央平地25戦0勝2着2回、地方4戦1勝。主な勝ち鞍は2015年のフレッシュチャレンジ( 牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、長浜牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

小野望厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2015年）

6月4日、デビュー戦は阿部龍騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/重）に出走。馬体重は416kg。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、グイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のシリカに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月30日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の栄冠賞（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

7月21日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ4（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンの赤黒の勇者賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松井伸也騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

10月3日、中7週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのカンナステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず11着に終わった。

10月25日、中2週で迎えた6戦目は、2歳500万下のくるみ賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

11月22日、中3週で迎えた7戦目は、2歳500万下のからまつ賞（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大庭和弥騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい7着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた8戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の万両賞（阪神芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したアンシエルワープにハナ差届かず2着となった。

12月20日、中1週で迎えた9戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

3歳（2016年）

1月16日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳500万下の菜の花賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に敗れた。

2月7日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳500万下の春菜賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の闘争心でゴールまで頑張り、5着を確保した。

2月28日、中2週で迎えた12戦目は、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大庭和弥騎手（5戦0勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったスキャットエディに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

3月27日、中3週で迎えた13戦目は、3歳500万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大庭和弥騎手（6戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

5月1日、中4週で迎えた14戦目は、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大庭和弥騎手（7戦0勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では強靭な末脚を披露したが、4着に終わった。

6月11日、中5週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で大庭和弥騎手（8戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

7月2日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で大庭和弥騎手（9戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の郡山特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で大庭和弥騎手（10戦0勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

7月30日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下の羊ヶ丘特別（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は勢いを失って12着に敗れた。

8月21日、中2週で迎えた19戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1200m 雨/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

10月16日、中7週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下の鳥屋野特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（11戦0勝）。18頭立ての14番人気で17番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は一杯になって13着に終わった。

12月11日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、3歳以上500万下の犬山特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（12戦0勝）。18頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

4歳（2017年）

2月13日、中8週で迎えた22戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は力尽きて18着に敗れた。

2月26日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

5月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた24戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 雨/重）に出走。18頭立ての17番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

8月13日、約3か月の休み明けで迎えた25戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡育也騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（13戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

11月19日、中8週で迎えた28戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 小雪/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（14戦0勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

5歳（2018年）

1月21日、中8週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下の蒲郡特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大庭和弥騎手（15戦0勝）。18頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。