ポップフレックス（1992年生、母メイジカツラ）

ポップフレックス（1992年5月25日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はサラブレッド系で、毛色は鹿毛。種牡馬のビシヨツプボブ（当時9歳）と交配したメイジカツラが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は土肥牧場。戦績は、中央平地15戦1勝、地方11戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1995年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

境直行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1994年）

12月4日、デビュー戦は石橋守騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

3歳（1995年）

2月11日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋守騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石橋守騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

3月18日、連闘で迎えた6戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は勢いを失って14着に終わった。

4月8日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、4着を確保した。

4月29日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた8戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（5戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

5月21日、中2週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（中京ダート1000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（6戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエリモマッキンリーを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

7月9日、中6週で迎えた10戦目は、4歳500万下のサルビア賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（7戦1勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

4歳（1996年）

5月26日、約10か月半の休み明けで迎えた11戦目は、R.ウッドワース騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の’96アジアジョッキーズ2（中京芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では速い脚を使えず14着に終わった。

6月15日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（8戦1勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた13戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

7月7日、連闘で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（9戦1勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

8月4日、中3週で迎えた15戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

5歳（1997年）

4月14日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、一般C1-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月27日、中1週で迎えた17戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のムーンライトレオンに半馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

5月13日、中1週で迎えた18戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた19戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で桑野等騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のトウエイノホシに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月10日、中1週で迎えた20戦目は、長嶋和彦騎手を鞍上に迎えて、あじさい賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた21戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は桑野等騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月4日、約5か月半の休み明けで迎えた22戦目は、大隅三喜男騎手を鞍上に迎えて、一般C1ロ C2イ（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた23戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、一般C1（足利ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月30日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1（宇都宮ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったジョンキルから2馬身半差の2着に敗北した。

6歳（1998年）

1月12日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1（宇都宮ダート1500m 雪/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山口竜一騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2月19日、中4週で迎えた26戦目は、一般C1（宇都宮ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は大隅三喜男騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。