キッズアガチャー（2017年生、母ベイトゥベイ）

キッズアガチャー（2017年3月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+働き者(沖縄の方言)」。毛色は鹿毛。種牡馬のヴィクトワールピサ（当時10歳）と交配したベイトゥベイが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2020年の菅名岳特別(2勝クラス)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、瀬谷隆雄によって2,268万円で落札された。

田所秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

10月27日、デビュー戦は高倉稜騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は534kg。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

11月16日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、5着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高倉稜騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高倉稜騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のスズカデレヤを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

3歳（2020年）

2月15日、中7週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で高倉稜騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では閃光の如き末脚を繰り出し、4着に入った。

3月8日、中2週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で高倉稜騎手（5戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したサンデーミラージュにクビ差届かず2着に甘んじた。

4月5日、中1週で迎えた8戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のミッキーメテオをアタマ差振り切って優勝

5月9日、中4週で迎えた9戦目は、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（7戦2勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた10戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの鳳雛ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着に入り込んだ。

6月21日、中3週で迎えた11戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のユニコーンステークス（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

8月16日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの浦佐特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月12日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラスの日進特別（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は高倉稜騎手（8戦2勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に敗れた。

10月11日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの菅名岳特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のベルジュネスをクビ差振り切って3勝目をつかんだ。

11月1日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上3勝クラスの栞ステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。

12月13日、中5週で迎えた16戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの堺ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのフォーチュンカップ（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（9戦2勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して13番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

4歳（2021年）

1月30日、中4週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの瀬戸ステークス（中京ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（10戦2勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。

2021年2月5日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。