フェスティヴラン（2009年生、母パワーオブラブ）

フェスティヴラン（2009年5月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋洋蘭より」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時11歳）と交配したパワーオブラブが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村本牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方23戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2012年の南関チャレンジ。

経歴

デビュー前

1歳のとき、村本牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、村本牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、臼井義太郎によって357万円で落札された。

清水英克厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

10月29日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

3歳（2012年）

1月8日、中9週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

2月5日、中3週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

5月26日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚が止まってしまい13着に敗れた。

6月30日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

8月22日、中3週で迎えた7戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の南関チャレンジ（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のグッドピュアレディに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月7日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の柏尾川特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

10月15日、中4週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳戦のサルビアカップ（川崎ダート2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2九十（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2五六（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

12月19日、中3週で迎えた12戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十十一（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

4歳（2013年）

1月3日、中1週で迎えた13戦目は、磯山さやか賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

1月31日、中3週で迎えた14戦目は、一般C2十二十三十四（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

2月27日、中3週で迎えた15戦目は、楽天競馬賞（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく5着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2十二十三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（6戦1勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

4月18日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2十十一十二（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

5月23日、中4週で迎えた18戦目は、一般C2九十十一（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

6月12日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2八九十（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のトップデュタンをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

5歳（2014年）

6月12日、約12か月の休養明けで迎えた20戦目は、一般C3三四（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（7戦1勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったジツリキワンダーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

7月2日、中2週で迎えた21戦目は、一般C3三四（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（8戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、勝ったコードナンバーにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

7月24日、中2週で迎えた22戦目は、一般C3三四（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（9戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

8月21日、中3週で迎えた23戦目は、一般C3三四五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（10戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

9月8日、中2週で迎えた24戦目は、一般C3三四（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、オフィシエに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月6日、中7週で迎えた25戦目は、一般C3三四（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤマノアラシに8馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

12月5日、中3週で迎えた26戦目は、頑張れケンケン生誕祭（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（11戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた27戦目は、一般C3一（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアキュートバイオに2馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

6歳（2015年）

1月3日、中1週で迎えた28戦目は、一般C3四五六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（6戦3勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るデンジャラーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

1月30日、中3週で迎えた29戦目は、牝馬限定戦の姫椿賞（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（7戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。