トップデュタン（2008年生、母ウィングベガ）

トップデュタン（2008年5月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「頂上＋時の（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時16歳）と交配したウィングベガが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）マークリ牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方26戦6勝2着10回。主な勝ち鞍は2013年のパンジー賞(一般C2 牝ハンデ)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、マークリ牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

石毛善彦厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

6月26日、デビュー戦は丸田恭介騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して8番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

8月20日、中4週で迎えた3戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

12月13日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

4歳（2012年）

1月2日、中2週で迎えた5戦目は、4歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったセイントグローブに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

1月25日、中2週で迎えた6戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳（川崎ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアルマヴィーヴァに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

2月28日、中4週で迎えた7戦目は、4歳（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のムーンライトショーに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月13日、中5週で迎えた8戦目は、一般C2九十十一（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のケイアイスマートに1馬身半の差をつけて2勝目を手にした。

5月16日、中4週で迎えた9戦目は、一般C2九十十一（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（4戦2勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったキャプテンダリアに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

6月13日、中3週で迎えた10戦目は、ありがとう麻莉奈（まりひめ伝説）（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったアステカにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

7月4日、中2週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた11戦目は、一般C2九十（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（6戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したスレイプニルを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

7月27日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2六七八（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で左海誠二騎手（7戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、抜け出したジュウニントイロを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

8月23日、中3週で迎えた13戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で左海誠二騎手（8戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた14戦目は、金子好宏&奈央結婚記念（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で左海誠二騎手（9戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月17日、中5週で迎えた15戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（川崎ダート1400m 雨/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシェイドトゥウインに4馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

11月4日、中2週で迎えた16戦目は、神楽月特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

12月17日、中5週で迎えた17戦目は、冬木立特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5歳（2013年）

5月23日、約5か月の休み明けで迎えた18戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十十一（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、勝ったエイアイファンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月12日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2八九十（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で見沢譲治騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したフェスティヴランにクビ差届かず2着に甘んじた。

7月3日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2六七八（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で見沢譲治騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はブルーオリンピアと並んで1着同着となった。

7月25日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定戦の湘南江の島海の女王（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で見沢譲治騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

8月22日、中3週で迎えた22戦目は、小野秀夫チーフ44年間おつかれ様記念（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で見沢譲治騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のサクラメアリをクビ差振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

9月4日、中1週で迎えた23戦目は、柏尾川特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で見沢譲治騎手（5戦2勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

10月11日、中4週で迎えた24戦目は、帷子川特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で見沢譲治騎手（6戦2勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定のハンデ戦のパンジー賞（浦和ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で見沢譲治騎手（7戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシモキタハートを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて6勝目を手に入れた。

11月14日、中2週で迎えた26戦目は、牝馬限定戦の葉牡丹賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で見沢譲治騎手（8戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

12月12日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた27戦目は、川越藩の御蔵米新米収穫記念（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で見沢譲治騎手（9戦3勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したトーセンリューにクビ差届かず2着に惜敗した。

12月16日、連闘で迎えた28戦目は、森信勝さん還暦おめでとう記念（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で見沢譲治騎手（10戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

6歳（2014年）

1月2日、中1週で迎えた29戦目は、松竹梅賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で見沢譲治騎手（11戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したケンロクエンペラーを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。