エンゼルジョーカー（2007年生、母ビューチフルドラマ）

エンゼルジョーカー（2007年4月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「天使＋ジョーカー」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時22歳）と交配したビューチフルドラマが15歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方26戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上C2二。

経歴

デビュー前

坂本勝美厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

10月2日、デビュー戦は伊藤工真騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

10月23日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚が冴えず14着に敗れた。

11月23日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた3戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月14日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた4戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るパープルハロインを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2011年）

1月2日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大山真吾騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で大山真吾騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

3月3日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で大山真吾騎手（5戦1勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

6月2日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で大山真吾騎手（6戦1勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

6月23日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で大山真吾騎手（7戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた11戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り6着に敗れた。

7月25日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、マックル賞（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月4日、中0週で迎えた13戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、一般C16（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったピースデピュティに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

8月15日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の一般C17（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた15戦目は、一般C17（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るタカノハホープを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

9月23日、中2週で迎えた16戦目は、秋分特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤友則騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブルームアゲインに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月4日、中1週で迎えた17戦目は、岩村城跡特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤友則騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るキスオブファイアーを上がり1位タイの末脚でクビ差だけ差し切ってファンの支持に応えた。

10月13日、連闘で迎えた18戦目は、一般C2（笠松ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤友則騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

11月10日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤友則騎手（6戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したエプソムカーニバルにクビ差届かず2着に甘んじた。

11月23日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた20戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐藤友則騎手（7戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた21戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で佐藤友則騎手（8戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく4着に敗れた。

12月31日、中1週で迎えた22戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、昭人&美由紀結婚記念杯（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

5歳（2012年）

1月11日、中1週で迎えた23戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（9戦3勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて5着に敗れた。

1月27日、中1週で迎えた24戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（10戦3勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

2月15日、中2週で迎えた25戦目は、一般C9（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（11戦3勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

3月1日、中1週で迎えた26戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤友則騎手（12戦3勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

3月16日、中1週で迎えた27戦目は、GoGo笠松けいば第1戦（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤友則騎手（13戦3勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

4月2日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、一般C10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。