メラン（2016年生、母ミネルバローズ）

経歴

デビュー前

1歳のとき、谷川博勝から「八戸市場サラブレッド1歳」に上場され、中辻明によって712.8万円で落札された。

奥村豊厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

3月2日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は496kg。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて抜け出し、最後は2着のタイヨウノコマチに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月24日、中2週で迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、グランプリワンにハナ差交わされて2着となった。

7月13日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

11月9日、約4か月の休み明けで馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のラージヒルをハナ差振り切って制した。

11月23日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上2勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦1勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく14着に敗れた。

4歳（2020年）

2月2日、中9週で迎えた6戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの開聞岳特別（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

2月15日、中1週で迎えた7戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、アイアムレジェンドに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

5月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（京都ダート1900m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月18日、約5か月半の休養明けで迎えた9戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（京都ダート1800m 晴/不良）に出走。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は勢いを失って14着に終わった。

5歳（2021年）

2月28日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた11戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには参加できず13着に終わった。