パスタイム（2004年生、母ワンモアギャル）

パスタイム（2004年4月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「気晴らし」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時12歳）と交配したワンモアギャルが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は中本隆志。戦績は、中央平地18戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、中本隆志から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場され、小林良行によって651万円で落札された。

岩戸孝樹厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

1月13日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、グレースエポナに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

3月18日、中8週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

6月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

7月21日、中6週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のスギノマリアージュをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

11月10日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（4戦1勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

4歳（2008年）

1月26日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から8kg戻して迎えた6戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

2月2日、連闘で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の香春岳特別（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露し、4着に入り込んだ。

2月9日、連闘で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（2戦0勝）。18頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では全く伸びず17着に終わった。

4月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、4歳以上500万下の伏拝特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で西田雄一郎騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

5月25日、中3週で迎えた10戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

7月26日、中8週で迎えた11戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で大外18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では切れる脚を使えず18着に終わった。

9月7日、中5週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/不良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（4戦0勝）。18頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

10月4日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（5戦0勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

12月14日、中9週で迎えた14戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

5歳（2009年）

2月8日、中7週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（6戦0勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

2月14日、連闘で迎えた16戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

3月28日、中5週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（7戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

4月12日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（8戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいいところがなく10着に終わった。