ラヴアンドポップ（2013年生、母ラヴィングプライド）

ラヴアンドポップ（2013年2月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「愛+大衆的な」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤムーン（当時10歳）と交配したラヴィングプライドが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム有限会社。2021年の東京ハイジャンプ(JG2)に勝利した他、2020年の東京ジャンプステークス(JG3)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

7月18日、デビュー戦は鮫島克駿騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は458kg。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のダノンレーザーをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

8月15日、中3週で迎えた2戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのコスモス賞（札幌芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイネルサグラを上がり2位タイの末脚でアタマ差だけ差し切って2勝目をマークした。

9月5日、中2週で迎えた3戦目は、2歳G3の札幌2歳ステークス（札幌芝1800m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3歳（2016年）

1月5日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、3歳オープンのジュニアカップ（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

2月28日、中7週で迎えた5戦目は、F.ヴェロン騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのすみれステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に終わった。

4月30日、中8週で迎えた6戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

6月25日、中7週で迎えた7戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のグリーンステークス（阪神芝2400m 外回り小雨/重）に出走。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

4歳（2017年）

6月18日、約12か月の休み明けで迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北斗特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（3戦1勝）。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

7月23日、中4週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の松前特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず9着に終わった。

9月2日、中5週で迎えた10戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の日高特別（札幌芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

10月1日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では脚を伸ばせず16着に敗れた。

12月24日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から24kg増やして迎えた12戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

5歳（2018年）

1月14日、中2週で迎えた13戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた14戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で高田潤騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月17日、約4か月半の休み明けで迎えた15戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で高田潤騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。3着に入った。

8月5日、中6週で迎えた16戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高田潤騎手（4戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のメイショウタンヅツに半馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

9月15日、中5週で迎えた17戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3140m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で高田潤騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったアップトゥデイトから半馬身差の2着となった。

7歳（2020年）

4月25日、約19か月半の休み明けで迎えた18戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では速い脚を使えず16着に終わった。

6月6日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた19戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（東京障害芝3100m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月27日、中2週で迎えた20戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で草野太郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のフォワードカフェをアタマ差制して重賞ウィナーの称号を奪取した。

8歳（2021年）

10月17日、約16か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3110m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のホッコーメヴィウスに3/4馬身の差をつけて2つ目の重賞タイトルを奪取した。

12月25日、中9週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた22戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/稍重）に63kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に終わった。