ラブユーイチフジ（2005年生、母ダイヤモンドクイン）

ラブユーイチフジ（2005年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のフジキセキ（当時13歳）と交配したダイヤモンドクインが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）フジワラ・ファーム。戦績は、地方19戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2009年のいて座特別(一般C1三)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、フジワラファームから「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

椎名広明厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2007年）

11月15日、デビュー戦は桑島孝春騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は474kg。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、パワーアルファに交わされて1馬身差の2着となった。

12月4日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったジャイアンツゲットに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

3歳（2008年）

1月7日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、3歳（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑島孝春騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月5日、中3週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた4戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で桑島孝春騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のレッドナイトを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

3月4日、中3週で迎えた5戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で桑島孝春騎手（4戦1勝）。5頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のメジャータイガーに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

8月28日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、3歳戦のナイスブーツ特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で桑島孝春騎手（5戦2勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったアイアムジュエルに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

9月9日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた7戦目は、3歳戦のサファイアフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で桑島孝春騎手（6戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

10月22日、中5週で迎えた8戦目は、一般C1四アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で桑島孝春騎手（7戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月17日、中3週で迎えた9戦目は、一般C1五アイ（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で桑島孝春騎手（8戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のコアレスターボに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4歳（2009年）

6月9日、約7か月の休養明けで迎えた10戦目は、一般C1三（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で桑島孝春騎手（9戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では稟性の闘争心でゴールまでタレずに走り切ったが、3着に終わった。

7月31日、中6週で迎えた11戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で桑島孝春騎手（10戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るワンダフルガールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

8月23日、中2週で迎えた12戦目は、いて座特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で桑島孝春騎手（11戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のレッドビスティーを半馬身振り切って勝利をモノにする

9月25日、中4週で迎えた13戦目は、九美上特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で桑島孝春騎手（12戦5勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

10月30日、中4週で迎えた14戦目は、幕張特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で桑島孝春騎手（13戦5勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた15戦目は、一茶特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は15戦連続で桑島孝春騎手（14戦5勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き8着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた16戦目は、柊特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は16戦連続で桑島孝春騎手（15戦5勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

5歳（2010年）

1月2日、中3週で迎えた17戦目は、ゴールデンホース賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で桑島孝春騎手（16戦5勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

1月15日、中1週で迎えた18戦目は、一般B3 C1（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で桑島孝春騎手（17戦5勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

2月17日、中4週で迎えた19戦目は、一般C1（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は19戦連続で桑島孝春騎手（18戦5勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では超凡な末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。