アントルシャカトル（2006年生、母リュウコウサクラ）

アントルシャカトル（2006年4月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「真上にジャンプし空中で脚を交差して着地すること（バレエ用語）」。毛色は栗毛。種牡馬のジェニュイン（当時14歳）と交配したリュウコウサクラが19歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は下村繁正。戦績は、中央平地14戦0勝2着3回、中央障害3戦0勝、地方11戦0勝2着1回。

経歴

デビュー前

1歳のとき、下村繁正から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、下村繁正から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ミルファームによって105万円で落札された。

斎藤誠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

10月19日、デビュー戦は田中博康騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

10月26日、連闘で迎えた2戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

11月30日、中4週で迎えた3戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場なく16着に終わった。

3歳（2009年）

1月17日、中6週で迎えた4戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた5戦目は、池崎祐介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/不良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ストロングロビンに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

2月14日、中1週で迎えた6戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では閃光の如き末脚を発揮し、3着に入った。

3月1日、中1週で迎えた7戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアーリーアメリカンを捕まえ切れず、5馬身差の2着となった。

4月5日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

4月26日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったダノンマイスターに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5月10日、中1週で迎えた11戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

6月6日、中1週で迎えた13戦目は、3歳500万下（東京芝1400m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は池崎祐介騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい16着に終わった。

7月26日、中6週で迎えた14戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

8月26日、中3週で迎えた15戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のマイヤ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、タイガースラムに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

10月25日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 小雨）に出走。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。11着に終わった。

4歳（2010年）

5月1日、約6か月半の休み明けで迎えた17戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。11着に終わった。

6月19日、中6週で迎えた18戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。14着に終わった。

8月13日、中7週で馬体重を前走から23kg増やして迎えた19戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、涼風特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた20戦目は、晩夏特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤洋一騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

10月6日、中4週で迎えた21戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、錦秋特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた22戦目は、秋麗特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びを欠き12着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた23戦目は、一般C1五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は安藤洋一騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではいいところがなく16着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた24戦目は、一般C1四五（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤洋一騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚が冴えず15着に終わった。

12月31日、中3週で迎えた25戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤洋一騎手（4戦0勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず14着に終わった。

5歳（2011年）

1月18日、中2週で迎えた26戦目は、七草特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤洋一騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

2月16日、中3週で迎えた27戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般C1 C2（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で安藤洋一騎手（6戦0勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では速い脚を使えず15着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた28戦目は、キャピタルステッキ賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で安藤洋一騎手（7戦0勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。