ピアッジーネ（2011年生、母テンザンアモーレ）

ピアッジーネ（2011年4月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「イタリアのコムーネ（自治体）名」。毛色は栗毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時22歳）と交配したテンザンアモーレが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）藤原牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方2戦2勝。主な勝ち鞍は2014年の日高町神楽岡公園賞(一般C4-4)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、藤原牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、水上行雄によって315万円で落札された。

清水久詞厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

8月10日、デビュー戦は国分優作騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は414kg。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

9月14日、中4週で迎えた2戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

3歳（2014年）

4月27日、約7か月半の休み明けで迎えた3戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

6月15日、中6週で迎えた4戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

8月9日、中7週で迎えた5戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての10番人気で大外18番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい17着に終わった。

8月27日、中2週で迎えた6戦目は、水野翔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-6（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のキルフェボンに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月10日、中1週で迎えた7戦目は、日高町神楽岡公園賞（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野翔騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のラフィットオフを半馬身振り切って断然の支持に応えた。

4歳（2015年）

5月2日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。端をきり、リードを2馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

6月6日、中4週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた9戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。