プラチナジュビリー（2020年生、母カホマックス）

プラチナジュビリー（2020年4月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「君主制国家などにおける在位70周年の記念式典」。毛色は鹿毛。種牡馬のリアルスティール（当時8歳）と交配したカホマックスが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は杵臼牧場。主な勝ち鞍は2022年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

9月18日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

10月15日、中3週で迎えた2戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

11月5日、中2週で迎えた3戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、ヤングワールドに交わされて2馬身半差の2着となった。

11月27日、中2週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、激烈なハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて、最後は2着のオールマキシマムに2馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3歳（2023年）

1月28日、中8週で迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したハンベルジャイトを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

6月3日、約4か月の休養明けで迎えた6戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったメイデンタワーに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

6月25日、中2週で迎えた7戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったラックスアットゼアにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月4日、約4か月半の休み明けで迎えた8戦目は、J.モレイラ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハッピーロンドンに6馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

11月25日、中2週で迎えた9戦目は、T.マーカンド騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、息長く末脚を伸ばして、最後は2着のラックスアットゼアに1馬身3/4の差をつけて3勝目を手中に収めた。

4歳（2024年）

1月27日、中8週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの銀蹄ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

4月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの鎌倉ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月2日、中5週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのJRAウルトラプレミアムタイキシャトルカップ（東京ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上はJ.モレイラ騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

10月27日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのJRAウルトラプレミアムエイシンフラッシュカップ（東京ダート1300m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたエピックジョイ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。