アドマイヤベネラ（2017年生、母ライフフォーセール）
Admire Venera
2017.01.23
アドマイヤベネラ（2017年1月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+金星(リトアニア語)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時16歳）と交配したライフフォーセールが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2020年の3歳未勝利。
経歴
デビュー前
1歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、近藤利一によって2億4,840万円で落札された。
友道康夫厩舎（栗東）へ入厩。
3歳（2020年）
1月5日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り 曇/良）に出走。馬体重は496kg。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では出色の末脚を発揮したが、3着に終わった。
1月26日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。
3月15日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るウインサンフラワーを次元の違う末脚で半馬身差し切って未勝利戦を制した。
4月25日、中5週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラスのあやめ賞（京都芝1800m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。
8月2日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラスの出雲崎特別（新潟芝2000m 外回り 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。
12月12日、約4か月半の休み明けで迎えた6戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの豊川特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず12着に終わった。
4歳（2021年）
4月3日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。
5月1日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラスの姫川特別（新潟芝2000m 外回り 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。
5月15日、中1週で迎えた9戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝2200m 曇/良）に出走。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、伸びてきたダノンレガーロ決め手に屈してクビ差の2着となった。
6月6日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったシゲルソウサイにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗北した。
デビュー前
1歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、近藤利一によって2億4,840万円で落札された。
友道康夫厩舎（栗東）へ入厩。
9月11日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、3歳以上1勝クラス（中京芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は494kg。12頭立ての6番ゲートからスタート。競走除外となった。
10月3日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝2200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい16着に終わった。
5歳（2022年）
2月5日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったヴェルトハイムにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。
3月19日、中5週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。
4月10日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で坂井瑠星騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のマンオブカレッジに4馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。
6月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラスの鷹取特別（阪神ダート2000m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井瑠星騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。最後は垂れてしまい16着に敗れた。
6歳（2023年）
1月21日、約7か月の休み明けで迎えた16戦目は、D.イーガン騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が上がってしまい16着に敗れた。
2月11日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。
3月11日、中3週で迎えた18戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって9着に敗れた。
4月29日、中6週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの六波羅特別（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。
5月21日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上2勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。
2023年5月25日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。