ハッスルバッスル（2014年生、母ミネルバサウンド）

ハッスルバッスル（2014年2月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「喧騒。本馬の気性の荒さより連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時14歳）と交配したミネルバサウンドが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）タイヘイ牧場。戦績は、中央平地16戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2017年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、タイヘイ牧場から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、吉澤ステーブルによって864万円で落札された。

戸田博文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

9月25日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

11月27日、中8週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

3歳（2017年）

1月7日、中5週で迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のヤマニンバンタジオに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4月29日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

5月14日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた6戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの青竜ステークス（東京ダート1600m 曇/重）に出走。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったサトノティターンに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

6月17日、中1週で迎えた8戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、勝ったクロノスタシスにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

10月7日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、3歳以上500万下（東京ダート2100m 曇/重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

10月28日、中2週で迎えた10戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート2500m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプリンスオブペスカに7馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

12月17日、中6週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の香取特別（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

4歳（2018年）

1月8日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の成田特別（中山ダート2400m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月19日、約4か月半の休み明けで迎えた13戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の是政特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた14戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露したが、3着に終わった。

6月24日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（東京芝2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は武藤雅騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったトラストケンシンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

7月21日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。