マイネルエウロス（2010年生、母エオルスハルフェ）

マイネルエウロス（2010年2月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ギリシャ神話の東風の神」。毛色は鹿毛。種牡馬のロージズインメイ（当時10歳）と交配したエオルスハルフェが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。戦績は、中央平地12戦0勝、地方20戦10勝2着3回。主な勝ち鞍は2014年のかきつばた賞(A2)。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,500万円（15万×100口）で一口馬主が募集された。

田島俊明厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

7月14日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は498kg。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

8月18日、中4週で迎えた2戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

12月22日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

3歳（2013年）

1月19日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

2月2日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

2月24日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

3月9日、中1週で迎えた7戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3月31日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（4戦0勝）。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。

4月13日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

5月4日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（5戦0勝）。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

6月29日、中7週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた11戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴田大知騎手（3戦0勝）。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、5着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（4戦0勝）。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

8月14日、中3週で迎えた13戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のオニキス賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたコスモソーク決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

9月18日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた15戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマプティットに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月24日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 曇/不良）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のリノワールに2馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

11月12日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレーヴイマージンに6馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

11月27日、中1週で迎えた18戦目は、だいあんさす賞（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたマコトエクサルシス決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

12月19日、中2週で迎えた19戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリノワールに9馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4歳（2014年）

1月4日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は田中学騎手（4戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオンワードマイケルに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

1月28日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（5戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモブルーローズに6馬身の差をつけて断然人気に応えた。

2月21日、中2週で迎えた22戦目は、カストル特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリアルビーストに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3月14日、中2週で迎えた23戦目は、山口シネマ賞（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は田中学騎手（6戦5勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブリリアンストームに7馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

4月23日、中5週で迎えた24戦目は、かげろう特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（7戦6勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のワンダーポデリオを半馬身振り切って獅子奮迅の6連勝を決めた。

5月15日、中2週で迎えた25戦目は、かきつばた賞（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（8戦7勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のマイネマグノリアに2馬身半の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

6月13日、中3週で迎えた26戦目は、ひょうご雪姫ポーク特別（園田ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（9戦8勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

10月8日、約4か月の休み明けで迎えた27戦目は、夢前川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鴨宮祥行騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

11月27日、中6週で迎えた28戦目は、宮下康一騎手を鞍上に迎えて、はやぶさ特別（園田ダート1400m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

12月18日、中2週で迎えた29戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、ポイント還元は「楽天競馬」賞（園田ダート1400m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

5歳（2015年）

1月14日、中3週で迎えた30戦目は、霜柱特別（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は木村健騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

2月4日、中2週で迎えた31戦目は、小野市白雲谷温泉ゆぴか特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（3戦2勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったエーシンプレジャーに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

2月24日、中2週で迎えた32戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、トータリゼータカップ（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入った。