ブラゾンダムール（2015年生、母メダリアダムール）

ブラゾンダムール（2015年2月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「愛の紋章(仏)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時13歳）と交配したメダリアダムールが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。2021年の中山大障害(JG1)で2着に入った他、2022年の中山グランドジャンプ(JG1)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

Ｇ１サラブレッドクラブにて総額7,000万円（175万×40口）で一口馬主が募集された。

松永幹夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

10月8日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るジェシーを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

11月12日、中4週で迎えた2戦目は、2歳500万下の黄菊賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

3歳（2018年）

2月11日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の共同通信杯（東京芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

3月10日、中3週で迎えた4戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のフローラルウォーク賞（中京芝1600m 晴/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず4着に敗れた。

4月15日、中4週で迎えた5戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝2000m 曇/重）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

9月1日、約4か月半の休み明けで迎えた6戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

10月13日、中5週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛進したが、勝ったレッドランディーニにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

12月2日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上500万下の豊川特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

4歳（2019年）

2月3日、中8週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の鞍ケ池特別（中京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克駿騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月23日、中6週で迎えた10戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が悪くなり5着に終わった。

5月19日、中7週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

7月20日、中8週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（4戦0勝）。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

10月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの粟島特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり5着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

5歳（2020年）

3月14日、約4か月半の休養明けで迎えた15戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい12着に敗れた。

4月26日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。

6歳（2021年）

4月4日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた17戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝2880m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西谷誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。最後は、2着のタイセイソニックに1馬身1/4の差をつけて久しぶりの実戦を制した。

5月2日、中3週で迎えた18戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝3100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西谷誠騎手（2戦1勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月14日、約3か月半の休養明けで迎えた19戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2860m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で西谷誠騎手（3戦1勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。11着に終わった。

9月25日、中5週で迎えた20戦目は、清秋ジャンプステークス（中山障害芝3210m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で西谷誠騎手（4戦1勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

11月13日、中6週で迎えた21戦目は、J・G3の京都ジャンプステークス（阪神障害芝3140m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で西谷誠騎手（5戦1勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた22戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で西谷誠騎手（6戦1勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月25日、中2週で迎えた23戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/稍重）に63kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で西谷誠騎手（7戦1勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったオジュウチョウサンから3馬身差の2着となった。

7歳（2022年）

3月26日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた24戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で西谷誠騎手（8戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったビレッジイーグルからクビ差の2着に甘んじた。

4月16日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた25戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り晴/稍重）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は10戦連続で西谷誠騎手（9戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったオジュウチョウサンから1馬身1/4差の2着となった。

12月24日、約8か月半の休養明けで迎えた26戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は11戦連続で西谷誠騎手（10戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

2023年4月1日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。