グシチャンノカゼ（2017年生、母クイーンカアフマヌ）

グシチャンノカゼ（2017年4月9日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「沖縄の地名（具志頭）＋風」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のカネヒキリ（当時15歳）と交配したクイーンカアフマヌが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は村上欽哉。主な勝ち鞍は2021年のチシマザクラ特別(一般C32 C41)。

経歴

デビュー前

田中博康厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

12月15日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

3歳（2020年）

1月6日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

5月9日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた4戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

6月13日、中2週で迎えた5戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

12月7日、約6か月の休み明けで迎えた6戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一十二（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

4歳（2021年）

4月21日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、チューリップ特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったサンライズデヴォンに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

5月4日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた8戦目は、チシマザクラ特別（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウインルモンドに8馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月26日、中2週で迎えた9戦目は、トチノキ特別（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、サンライズデヴォンに半馬身交わされて2着に敗北した。

6月8日、中1週で迎えた10戦目は、カルミア特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた11戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、キンギョソウ特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るイイデスカイを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月22日、中3週で迎えた12戦目は、胆振軽種馬農業協同組合特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（4戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったヤマニンモンスーンを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

8月18日、中3週で迎えた13戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、BTC創立30周年記念特別2（門別ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた14戦目は、北海道馬主会日高馬主振興会特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

10月13日、中5週で迎えた15戦目は、北斗紅葉回廊特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

5歳（2022年）

2月8日、約4か月の休養明けで迎えた16戦目は、井上瑛太騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

デビュー前

打越勇児厩舎（高知）へ入厩。

2月15日、デビュー戦は井上瑛太騎手を鞍上に据えて、北から高知魂応援特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての5番ゲートからスタート。出走取消となった。

2月22日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で井上瑛太騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

3月14日、中2週で迎えた18戦目は、鈴木太一騎手を鞍上に迎えて、マーチ特別（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。9頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

3月22日、連闘で迎えた19戦目は、柴田勇真騎手を鞍上に迎えて、能登雪割草特別（金沢ダート1700m 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

4月5日、中1週で迎えた20戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、卯月特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

4月17日、中1週で迎えた21戦目は、楽天競馬で特産品キャンペーン実施中!特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた22戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、スマホ投票なら楽天競馬!特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた23戦目は、ペチュニア杯特別編成（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は柴田勇真騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた24戦目は、長町武家屋敷跡特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田勇真騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた25戦目は、聡希杯争覇（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田勇真騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた26戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、にゃんみ!万馬券当てて皆で焼肉いきま賞（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた27戦目は、特産品プレゼント実施中!楽天競馬賞（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は堀場裕充騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた28戦目は、山形のスター、星渡君マコさん結婚記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず6着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた29戦目は、一般B1三（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（2戦0勝）。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、ショウケンスターにクビ差交わされて2着となった。

8月28日、中1週で迎えた30戦目は、牧場野みるる23歳のお誕生日おめでとう杯特別編成（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

9月27日、中3週で迎えた31戦目は、一般B1三（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

10月23日、中3週で迎えた32戦目は、パンケーキキャッツ1stEP発売記念（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は堀場裕充騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。