ナムラクニヒメ（2003年生、母ケイジヨイナー）

ナムラクニヒメ（2003年5月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋国姫。ナムラコクオーの全妹なので」。毛色は青鹿毛。種牡馬のキンググローリアス（当時17歳）と交配したケイジヨイナーが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）いとう牧場。戦績は、中央平地22戦1勝2着2回、地方4戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

五十嵐忠男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

10月30日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は444kg。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

11月20日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

12月11日、中2週で迎えた3戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。17頭立ての9番人気で大外17番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では全く伸びず17着に敗れた。

3歳（2006年）

1月14日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、高井彰大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた6戦目は、佐久間寛志騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

3月5日、中2週で迎えた7戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

3月19日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/不良）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で猛追したが、抜け出したスズカフローラに3/4馬身届かず2着となった。

4月8日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のドリームプランナーをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

4月23日、中1週で迎えた10戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦1勝）。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた11戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

5月28日、中2週で迎えた12戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のこでまり賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。

6月24日、中3週で迎えた13戦目は、船曳文士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったマドンナブラボーにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

7月1日、連闘で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 小雨/稍重）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で船曳文士騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に敗れた。

10月22日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始12番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

12月2日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（3戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた18戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート2000m 曇/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

4歳（2007年）

4月8日、約4か月の休養明けで迎えた19戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。

5月16日、中4週で迎えた20戦目は、初夏特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月13日、中3週で迎えた21戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、水無月特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったナミヘイに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月17日、約4か月の休み明けで迎えた22戦目は、揖保川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

11月28日、中5週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた23戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、古太尽特別（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のメイショウブルドーに1馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

12月23日、中3週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた24戦目は、仲田雅興騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/不良）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

5歳（2008年）

1月26日、中4週で迎えた25戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の舞鶴特別（京都ダート1800m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。