トリップコロン（1997年生、母セリーナビューティー）

トリップコロン（1997年4月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のノーザンテースト（当時26歳）と交配したセリーナビューティーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は栃木県、生産者は恵比寿興業（株）那須野牧場。戦績は、中央平地10戦1勝、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2000年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

奥平真治厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

1月5日、デビュー戦は横山賀一騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は410kg。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

1月23日、中2週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山賀一騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

7月2日、約5か月半の休み明けで迎えた3戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた4戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のマルチウイン特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

8月12日、中2週で迎えた5戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に敗れた。

8月30日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦の2000川崎フラワー賞6（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。10着に敗れた。

9月24日、中3週で迎えた7戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

10月7日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に終わった。

11月5日、中3週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高山太郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のハードシャンハイに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2001年）

6月17日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で高山太郎騎手（3戦1勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

7月8日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高山太郎騎手（4戦1勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。