シミュレーター（2000年生、母Clever Pilot）

シミュレーター（2000年5月4日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「飛行機などの模擬操縦装置」。毛色は青鹿毛。種牡馬のSaint Ballado（当時11歳）と交配したClever Pilotが7歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地4戦0勝、地方4戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2003年の3歳C2。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額3,200万円（8万×400口）で一口馬主が募集された。

勢司和浩厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

2月2日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は518kg。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝2000m 雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた3戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/不良）に出走。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

9月21日、約7か月の休養明けで迎えた4戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

11月10日、中6週で迎えた5戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、3歳C2（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったカゼコゾウから3/4馬身差の2着に敗北した。

11月23日、中1週で迎えた6戦目は、佐々木忍騎手を鞍上に迎えて、3歳C2（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のジョイフルサウンドをアタマ差制して初勝利を挙げた。

12月6日、中1週で迎えた7戦目は、3歳C2（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木忍騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月29日、中2週で迎えた8戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（水沢ダート1400m 小雨/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったイブキフォーチュンからクビ差の2着に惜敗した。