マスターオブゲーム（2005年生、母ホールオブフェーム）

マスターオブゲーム（2005年5月6日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「ゲームの達人」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時12歳）と交配したホールオブフェームが15歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地19戦2勝2着2回、中央障害3戦1勝。主な勝ち鞍は2008年の岩谷特別(500万下)。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額3,200万円（80万×40口）で一口馬主が募集された。

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

3月9日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は504kg。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打ち、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のベルモントノエルに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4月5日、中3週で迎えた2戦目は、3歳500万下の山吹賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、かなり遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

6月14日、中9週で迎えた3戦目は、3歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦1勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。

7月5日、中2週で迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の南相馬特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

10月25日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったコパノオーシャンズにねじ伏せられてハナ差の2着に惜敗した。

11月9日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下の赤湯特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下の岩谷特別（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のネバーチェンジを半馬身振り切って2勝目を収める

4歳（2009年）

3月15日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の中京スポーツ杯（中京芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい15着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（6戦2勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

7月11日、約3か月の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上500万下の郡山特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（7戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

12月26日、約5か月半の休み明けで迎えた11戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

5歳（2010年）

1月23日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は木幡初広騎手（8戦2勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

5月16日、約4か月の休み明けで迎えた13戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、伸びてきたディアエンデバー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

6月5日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、5着に終わった。

7月10日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の郡山特別（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

10月17日、約3か月半の休み明けで迎えた17戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（9戦2勝）。18頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

6歳（2011年）

3月19日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が悪くなり16着に敗れた。

4月17日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた19戦目は、4歳以上500万下の別府特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（10戦2勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

10月9日、約6か月の休養明けで迎えた20戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。3着を確保した。

10月29日、中2週で迎えた21戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のブルーマーテルに1馬身3/4の差をつけて久々に勝利を挙げた。

7歳（2012年）

3月4日、約4か月の休養明けで迎えた22戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。8着に敗れた。