デルマカミーラ（2019年生、母ワンズガーホッド）

デルマカミーラ（2019年5月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+小説に登場する吸血鬼の名前」。毛色は芦毛。種牡馬のミッキーアイル（当時8歳）と交配したワンズガーホッドが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は協和牧場。主な勝ち鞍は2022年のプレセペ特別(C1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、協和牧場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、浅沼廣幸によって396万円で落札された。

牧田和弥厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

4月30日、デビュー戦は荻野琢真騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/重）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

6月11日、中5週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦し、4着に入った。

6月25日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で荻野琢真騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

7月17日、中2週で迎えた4戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1200m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着に入った。

7月23日、連闘で迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で横山琉人騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に敗れた。

8月24日、中4週で迎えた6戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のプレセペ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り続けて、最後は2着のドルズプライスレスに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月18日、中3週で迎えた7戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

12月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて7着に敗れた。

4歳（2023年）

1月22日、中5週で迎えた9戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 曇/稍重）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のエバニスタに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月9日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた11戦目は、鷲頭虎太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの噴火湾特別（函館ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

7月29日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラス（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鷲頭虎太騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

8月20日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの手稲山特別（札幌芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は小沢大仁騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの知床特別（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小沢大仁騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて7着に終わった。

5歳（2024年）

2月3日、約5か月の休み明けで迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラスの有田特別（小倉ダート1000m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で小沢大仁騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

2月24日、中2週で迎えた16戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

2024年2月28日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。