ウテナ（2020年生、母ビキニスタイル）

ウテナ（2020年4月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「萼(うてな)。雪萼霜葩(せつがくそうは)の一字より」。毛色は鹿毛。種牡馬のハービンジャー（当時14歳）と交配したビキニスタイルが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は(有)社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方17戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2023年のC2八組(一般C2八)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、追分ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、林弘之によって550万円で落札された。

田島俊明厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2023年）

1月22日、デビュー戦は武藤雅騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は404kg。17頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

5月6日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた3戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。

6月11日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は小林凌大騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

8月12日、中8週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は藤田菜七子騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

10月8日、中7週で迎えた6戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般C2十（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアマギールを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

10月22日、中1週で迎えた7戦目は、青森県畜産協会 50周年記念賞（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた9戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、一般C2（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

12月3日、中1週で迎えた10戦目は、C2八組（水沢ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のグラデュエイトに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月19日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

12月26日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

4歳（2024年）

3月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

3月25日、中1週で迎えた14戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

4月9日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

6月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、一般C2六（盛岡ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

7月14日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2七（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（7戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2七（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（8戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るレースラヴェンダーを上がり1位タイの末脚でハナ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

8月14日、中1週で迎えた19戦目は、いわて北緯40度岩手町賞（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で高橋悠里騎手（9戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサヴァンナナイツをクビ差だけ差し切って3勝目をゲットした。

8月27日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で高橋悠里騎手（10戦3勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

9月3日、連闘で迎えた21戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で高橋悠里騎手（11戦3勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

9月22日、中2週で迎えた22戦目は、一般B2（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で高橋悠里騎手（12戦3勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく8着に終わった。