ラヴィサン（2004年生、母スティビーパワー）

ラヴィサン（2004年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「見事な、素晴らしい（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のデザートストーリー（当時10歳）と交配したスティビーパワーが21歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方26戦6勝。主な勝ち鞍は2006年のファーストトライ。

経歴

デビュー前

1歳のとき、岡田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、藤田孟司によって262.5万円で落札された。

曽和直栄厩舎（園田）へ入厩。

2歳（2006年）

11月30日、デビュー戦は川原正一騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストトライ（園田ダート820m 曇/良）に出走。馬体重は471kg。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアイスクライマーに約10馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

12月21日、中2週で迎えた2戦目は、2歳T1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

3歳（2007年）

2月4日、中5週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた3戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦1勝）。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

2月24日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦1勝）。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず11着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた5戦目は、3歳F1一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

3月29日、中1週で迎えた6戦目は、3歳F1一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で川原正一騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

4月14日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた7戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で川原正一騎手（6戦1勝）。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず10着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で川原正一騎手（7戦1勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず14着に終わった。

6月10日、中4週で迎えた9戦目は、3歳500万下のインディアトロフィー（中京ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で川原正一騎手（8戦1勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

8月2日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、3歳F1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で川原正一騎手（9戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた11戦目は、3歳F1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で川原正一騎手（10戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず3着に敗れた。

8月29日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた12戦目は、3歳以上C5一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で川原正一騎手（11戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマルブツスキーに2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

9月24日、中3週で迎えた13戦目は、リンクス特別（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で川原正一騎手（12戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

10月4日、中0週で迎えた14戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で川原正一騎手（13戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

4歳（2008年）

3月5日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上C5一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で川原正一騎手（14戦2勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

3月19日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C6二（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は16戦連続で川原正一騎手（15戦2勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C5三（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は17戦連続で川原正一騎手（16戦2勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のミハタバリュウに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月30日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で川原正一騎手（17戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は19戦連続で川原正一騎手（18戦3勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は20戦連続で川原正一騎手（19戦3勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた21戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のケイアイコンテンツに2馬身半の差をつけて制した。

7月16日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上B3二（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（20戦3勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るレッドアメリカンを上がり2位の末脚でハナ差だけ差し切って5勝目を獲得した。

8月14日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた23戦目は、3歳以上B1二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は木村健騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

8月28日、中1週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた24戦目は、小野ひまわり特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は川原正一騎手（21戦4勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

5歳（2009年）

4月9日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から7kg戻して迎えた25戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上B2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で板野央騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず8着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた27戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

5月21日、連闘で迎えた28戦目は、4歳以上C1一（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のジェミニアイドルを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

6月11日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた29戦目は、4歳以上B2（姫路ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた30戦目は、つゆくさ賞（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

7月21日、中3週で迎えた31戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（4戦1勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に終わった。