アメトリーチェ（2019年生、母スプリングボード）

アメトリーチェ（2019年5月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「Ametrine(宝石名)とLuce(イタリア語で輝き)より」。毛色は栗毛。種牡馬のイスラボニータ（当時8歳）と交配したスプリングボードが20歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタツド。主な勝ち鞍は2021年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

ノルマンディーオーナーズクラブにて総額1,320万円（3.3万×400口）で一口馬主が募集された。

加藤士津八厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

9月25日、デビュー戦は菅原明良騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

10月30日、中4週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のロープスピニングをハナ差振り切って初白星を挙げた。

3歳（2022年）

1月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず9着に敗れた。

3月5日、中6週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は菅原明良騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

4月10日、中4週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。

5月22日、中5週で迎えた6戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

6月11日、中2週で迎えた7戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

4歳（2023年）

3月12日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のドラゴンゴクウに2馬身の差をつけて休養明けの一戦を物にした。

4月2日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林勝太騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

7月15日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの米沢特別（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

9月9日、中7週で迎えた11戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

10月28日、中6週で迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスの清津峡特別（新潟芝1200m 小雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は小林勝太騎手（2戦1勝）。18頭立ての17番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のエールレヴリーに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

11月18日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのキビタキステークス（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林勝太騎手（3戦2勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい16着に敗れた。

5歳（2024年）

1月14日、中7週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのサンライズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林勝太騎手（4戦2勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。