ドラゴンゴクウ（2019年生、母トーセンウーノ）

ドラゴンゴクウ（2019年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「龍+人名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトゥザグローリー（当時12歳）と交配したトーセンウーノが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡日高町、生産者は福本次雄。2021年のウィナーズチャレンジ9に勝利した他、2021年のターフチャレンジ2で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

堂山芳則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2021年）

6月3日、デビュー戦は阪野学騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛進したが、サハラブレイブに半馬身交わされて2着となった。

6月24日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、2歳（門別ダート1100m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のティーズグランツに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

7月15日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阪野学騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のスピーディキックに3馬身の差をつけて優勝

8月3日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンのターフチャレンジ1（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で阪野学騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた5戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのターフチャレンジ2（門別ダート1200m 曇/良）に出走。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず3着に敗れた。

9月5日、中2週で迎えた6戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて6着に終わった。

10月5日、中3週で迎えた7戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ9（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のモーニングスマイルを3/4馬身振り切ってファンの高評価に応えた。

10月31日、中3週で迎えた8戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、2歳M1の南部駒賞（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

3歳（2022年）

1月9日、中9週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた9戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの朱竹賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

2月12日、中4週で迎えた10戦目は、3歳1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

3月6日、中2週で迎えた11戦目は、3歳1勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた12戦目は、3歳1勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丸山元気騎手（3戦0勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

4月24日、中4週で迎えた13戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた14戦目は、3歳1勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は垂れてしまい13着に終わった。

7月9日、中8週で迎えた15戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの須賀川特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

7月24日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は野中悠太郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

8月27日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（3戦0勝）。18頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず10着に敗れた。

11月12日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入った。

12月10日、中3週で迎えた19戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい16着に終わった。

4歳（2023年）

2月12日、中8週で迎えた20戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は丸山元気騎手（5戦0勝）。18頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は野中悠太郎騎手（4戦0勝）。18頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は藤田菜七子騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したアメトリーチェを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

3月25日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田菜七子騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で藤田菜七子騎手（4戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったフラップシグナスに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

5月20日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田菜七子騎手（5戦0勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のピカリエをハナ差振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

6月4日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上2勝クラスの小金井特別（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で藤田菜七子騎手（6戦1勝）。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

10月8日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた28戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤田菜七子騎手（7戦1勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びを欠き12着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた29戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に終わった。

12月9日、中6週で迎えた30戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの豊川特別（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のラックスアットゼアを半馬身振り切って5勝目を手に入れた。

12月24日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上3勝クラスの2023フェアウェルステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は野中悠太郎騎手（5戦0勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に終わった。

5歳（2024年）

3月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた32戦目は、4歳以上3勝クラスの中京スポーツ杯（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（6戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

4月28日、中6週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた33戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの東大路ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

9月1日、約4か月の休み明けで迎えた34戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの桶狭間ステークス（中京ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。