ヒカリトリトン（2008年生、母スーパーアフリート）

ヒカリトリトン（2008年5月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ギルシャ神話の海の神」。毛色は鹿毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時15歳）と交配したスーパーアフリートが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）中川牧場。戦績は、中央平地40戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

谷潔厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

11月21日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線に入ると、前で粘るウエスタンハピネスを豪脚でハナ差だけ差し切って初白星を挙げた。

12月18日、中3週で迎えた2戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のつわぶき賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3歳（2011年）

1月9日、中2週で迎えた3戦目は、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

7月31日、約7か月の休み明けで迎えた4戦目は、3歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下の八幡特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で太宰啓介騎手（4戦0勝）。18頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

9月24日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で太宰啓介騎手（5戦0勝）。18頭立ての16番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず9着に終わった。

10月22日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で太宰啓介騎手（6戦0勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

11月12日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で太宰啓介騎手（7戦0勝）。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた10戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の沖ノ島特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（8戦0勝）。18頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

4歳（2012年）

1月15日、中4週で迎えた12戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての13番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

4月8日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた14戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の土湯温泉特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

5月19日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（9戦0勝）。18頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の鶴橋特別（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（10戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（1戦0勝）。17頭立ての15番人気で大外17番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

7月8日、中2週で迎えた18戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、後続を5馬身以上離して、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘志でバテることなく粘り続けて、最後は2着のローゼンケーニッヒに1馬身1/4の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

9月1日、中7週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の玄海特別（小倉芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦1勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、後続との差を5馬身以上確保して、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

10月13日、中5週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の魚野川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の磐梯山特別（福島芝2600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は藤懸貴志騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に終わった。

5歳（2013年）

4月6日、約5か月の休養明けで迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の吾妻小富士賞（福島芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は鮫島良太騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したレオパステルに3/4馬身届かず2着となった。

4月29日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

8月25日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の天草特別（小倉芝1200m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（5戦0勝）。18頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

9月14日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた25戦目は、3歳以上1000万下の瀬戸内海特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島良太騎手（6戦0勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず14着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の芦屋川特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（11戦0勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

6歳（2014年）

5月31日、約8か月の休養明けで迎えた27戦目は、4歳以上1000万下の御池特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（12戦0勝）。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

6月29日、中3週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の皆生特別（阪神芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（13戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上1000万下のフィリピントロフィー（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（14戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

8月10日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた30戦目は、3歳以上1000万下のメイショウカイドウカップ（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

12月20日、約4か月半の休み明けで迎えた31戦目は、3歳以上1000万下（阪神芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は藤懸貴志騎手（3戦1勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

7歳（2015年）

1月10日、中2週で迎えた32戦目は、4歳以上1000万下の祇園特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（15戦0勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた33戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の中京スポニチ賞（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。

2月15日、中2週で迎えた34戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての17番人気で16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず最後はキタサンエピソードと並んで9着同着となった。

3月8日、中2週で迎えた35戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神芝1200m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

4月26日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた36戦目は、4歳以上1000万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤懸貴志騎手（4戦1勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

5月30日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた37戦目は、4歳以上1000万下の御池特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（5戦1勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

6月28日、中3週で迎えた38戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の皆生特別（阪神芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で藤懸貴志騎手（6戦1勝）。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

10月17日、約3か月半の休養明けで迎えた39戦目は、3歳以上1000万下の飛翼特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤懸貴志騎手（7戦1勝）。18頭立ての17番人気で9番ゲートからスタート。16着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた40戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り小雨/重）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（16戦0勝）。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。