モルチャン（2020年生、母ヒアーズトウショウ）

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、スエヒロレーシングによって1,980万円で落札された。

武井亮厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

6月19日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のアドバンスファラオに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月1日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、2歳1勝クラスのヤマボウシ賞（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

3歳（2023年）

8月12日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦1勝）。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のトロンアゲインに3馬身の差をつけて休養明け初戦を制した。

9月3日、中2週で迎えた4戦目は、3歳以上2勝クラスの両津湾特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で三浦皇成騎手（3戦2勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では非凡な末脚を披露し、3着に入った。

9月23日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で三浦皇成騎手（4戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったサーマルソアリングに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

12月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの大須特別（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。

4歳（2024年）

3月16日、約3か月の休養明けで迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

2024年3月22日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。