スヴニールデジール（2020年生、母ゴールディーエスポニー）

スヴニールデジール（2020年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「島々の記憶(仏)。母系より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時19歳）と交配したゴールディーエスポニーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。主な勝ち鞍は2023年の3歳。

経歴

デビュー前

友道康夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2023年）

3月5日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

6月17日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2600m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

6月24日、連闘で迎えた3戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート2400m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は小沢大仁騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

2023年7月12日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月2日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒマワリノコに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月8日、中4週で迎えた6戦目は、一般C3-20（高知ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったロスマリンブルーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月22日、中1週で迎えた7戦目は、バルバル特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐原秀泰騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったメイショウミチロクに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

11月5日、中1週で迎えた8戦目は、一般C3 15（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐原秀泰騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るブラックフラミンゴを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月18日、中1週で迎えた9戦目は、やまぐち和牛燦特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で佐原秀泰騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、プロテアにクビ差交わされて2着に惜敗した。

12月2日、中1週で迎えた10戦目は、C3-10（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で佐原秀泰騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて、最後は2着のダンケシェーンをクビ差振り切って3勝目を手に入れた。

12月29日、中3週で迎えた11戦目は、バイカオウレン特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で佐原秀泰騎手（6戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

4歳（2024年）

1月8日、中0週で迎えた12戦目は、一般C3-5（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐原秀泰騎手（7戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のモイルに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

1月23日、中1週で迎えた13戦目は、ロウバイ特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で佐原秀泰騎手（8戦4勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた14戦目は、クロッカス特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で佐原秀泰騎手（9戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では少しずつ前との差を詰めて、最後は2着のストロベリーツーをアタマ差振り切って5勝目をつかんだ。

2月18日、中1週で迎えた15戦目は、ひかり潤爆誕記念特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で佐原秀泰騎手（10戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のトウカイラメールに1馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

3月6日、中1週で迎えた16戦目は、四国の畜産物特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で佐原秀泰騎手（11戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

3月12日、連闘で迎えた17戦目は、二十三士公園特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は13戦連続で佐原秀泰騎手（12戦6勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた18戦目は、小金滝特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は14戦連続で佐原秀泰騎手（13戦6勝）。8頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

4月7日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1-4（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は15戦連続で佐原秀泰騎手（14戦6勝）。8頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

4月21日、中1週で迎えた20戦目は、マリアージュは特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は16戦連続で佐原秀泰騎手（15戦6勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。