ショコラシチー（2003年生、母ツルマルハッピー）

ショコラシチー（2003年5月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「チョコレート（仏）＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時10歳）と交配したツルマルハッピーが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）駿河牧場。戦績は、中央平地19戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

友駿ホースクラブ愛馬会にてで一口馬主が募集された。

田中章博厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

6月3日、デビュー戦は柴原央明騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は422kg。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では超凡な末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 雨/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

7月22日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

8月13日、中2週で迎えた4戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、6着に終わった。

9月3日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出し、3着に入った。

9月24日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したサダムサウンドアイにクビ差届かず2着に惜敗した。

10月22日、中3週で迎えた7戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では豪脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のビートローズに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月12日、中2週で迎えた8戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1800m 雨/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

4歳（2007年）

6月30日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は中村将之騎手（1戦1勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

10月27日、約4か月の休養明けで馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた10戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 雨/不良）に出走。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、3着に入った。

11月17日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のタニノウィンザーに1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月8日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の豊明特別（中京芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は柴原央明騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

5歳（2008年）

2月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の木津川特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴原央明騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の中京スポーツ杯（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴原央明騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

7月6日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の洞爺湖特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴原央明騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

8月3日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた16戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下のかもめ島特別（函館芝1800m 小雨/不良）に出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく6着に終わった。

9月6日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上1000万下のHBC賞（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は柴原央明騎手（5戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下のおおぞら特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴原央明騎手（6戦0勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず13着に終わった。

11月24日、中8週で馬体重を前走から24kg減らして迎えた19戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く16着に終わった。