ブルーファントム（2000年生、母ツキノフリージア）

ブルーファントム（2000年6月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋幻」。毛色は鹿毛。種牡馬のタヤスツヨシ（当時8歳）と交配したツキノフリージアが13歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は神谷照文。戦績は、中央平地7戦0勝、地方29戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2003年の一般C3-9。

経歴

デビュー前

YGGオーナーズクラブにて総額1,680万円（3.36万×500口）で一口馬主が募集された。

嶋田功厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

1月11日、デビュー戦は嶋田高宏騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、5着を確保した。

1月26日、中1週で迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた3戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に敗れた。

6月28日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた4戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 雨/不良）に出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は嶋田高宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた6戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

10月7日、中7週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた8戦目は、末田秀行騎手を鞍上に迎えて、3歳B1（金沢ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

10月28日、中2週で迎えた9戦目は、3歳A2（金沢ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で末田秀行騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた10戦目は、3歳A3（金沢ダート1400m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で末田秀行騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた11戦目は、3歳A2（金沢ダート1400m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で末田秀行騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月1日、連闘で迎えた12戦目は、一般C3-10（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で末田秀行騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアマミローズを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月16日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3-9（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で末田秀行騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒミノライブリーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2004年）

1月3日、中2週で迎えた14戦目は、安部竜司騎手を鞍上に迎えて、一般C3-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

3月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、一般C2-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は末田秀行騎手（6戦1勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

4月13日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2-8（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で末田秀行騎手（7戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2-9（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で末田秀行騎手（8戦1勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり7着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2-10（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で末田秀行騎手（9戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

6月15日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2 11（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で末田秀行騎手（10戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2-7（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で末田秀行騎手（11戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

7月4日、連闘で迎えた21戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、平野雄士と青森桧葉愛好会創設10周年記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた22戦目は、徳留康豊騎手を鞍上に迎えて、一般C2-5（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に敗れた。

8月10日、中2週で迎えた23戦目は、一般C2-6（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は末田秀行騎手（12戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2-5（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で末田秀行騎手（13戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

9月6日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2-5（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で末田秀行騎手（14戦1勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、オクノレディーにクビ差交わされて2着となった。

9月19日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2-8（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で末田秀行騎手（15戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

9月27日、連闘で馬体重を前走から13kg増やして迎えた27戦目は、一般C2 11（金沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は桑野等騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

10月3日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた28戦目は、一般C2-8（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は末田秀行騎手（16戦1勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた29戦目は、八才場友の会杯（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で末田秀行騎手（17戦1勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

10月26日、連闘で迎えた30戦目は、一般C2-10（金沢ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で末田秀行騎手（18戦1勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

10月31日、連闘で迎えた31戦目は、一般C2-7（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は桑野等騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

11月14日、中1週で迎えた32戦目は、一般C3-3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた33戦目は、一般C2-8（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は末田秀行騎手（19戦1勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

12月5日、連闘で迎えた34戦目は、一般C2 13（金沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は桑野等騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

12月14日、連闘で迎えた35戦目は、一般C2-8（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた36戦目は、一般C2-7（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は安部竜司騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に終わった。