カンパリーホープ（1986年生、母アサギリメドウ）

カンパリーホープ（1986年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のラツキーソブリン（当時12歳）と交配したアサギリメドウが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は大西ファーム。戦績は、中央平地12戦1勝2着2回、中央障害19戦2勝2着7回。1990年、1991年と小倉障害ステークス(障害4歳以上オープン)で2回2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

武田博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1988年）

6月18日、デビュー戦は栗田伸一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌ダート1000m 曇/不良）に出走。馬体重は428kg。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り5着に敗れた。

7月16日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で栗田伸一騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

3歳（1989年）

7月1日、約11か月半の休み明けで迎えた3戦目は、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で栗田伸一騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

7月15日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で栗田伸一騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

7月29日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で栗田伸一騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で栗田伸一騎手（5戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のキャプテンオーダーに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月2日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下（小倉芝1800m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で栗田伸一騎手（6戦1勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、ローレンサクラにクビ差交わされて2着となった。

9月17日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で栗田伸一騎手（7戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で栗田伸一騎手（8戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい7着に敗れた。

10月29日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上400万下の藤森特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で栗田伸一騎手（9戦1勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

12月10日、中5週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で栗田伸一騎手（10戦1勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ウエスタンクレバーに3/4馬身交わされて2着となった。

12月16日、連闘で迎えた12戦目は、4歳以上400万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で栗田伸一騎手（11戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後はタレてしまい15着に敗れた。

4歳（1990年）

1月7日、中2週で迎えた13戦目は、広松孝司騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた14戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で広松孝司騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

2月3日、中1週で迎えた15戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 雨）に出走。鞍上は3戦連続で広松孝司騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。3着に入った。

2月18日、中1週で迎えた16戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で広松孝司騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったシンコマチから3馬身差の2着に敗北した。

3月3日、中1週で迎えた17戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で広松孝司騎手（4戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のグリーンアスナロをハナ差制して圧倒的人気に応えた。

4月1日、中3週で迎えた18戦目は、池添兼雄騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月21日、中2週で迎えた19戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート3000m 小雨）に出走。鞍上は広松孝司騎手（5戦1勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた20戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で広松孝司騎手（6戦1勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったエリモシンボルからクビ差の2着となった。

5月27日、中1週で迎えた21戦目は、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で広松孝司騎手（7戦1勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のキタノオーシャンに1馬身3/4の差をつけて優勝

7月1日、中4週で迎えた22戦目は、障害4歳以上オープン（中京障害芝2800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で広松孝司騎手（8戦2勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルブツサーペンから半馬身差の2着となった。

7月21日、中2週で迎えた23戦目は、小倉障害ステークス（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で広松孝司騎手（9戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったアツムテキからアタマ差の2着に甘んじた。

8月18日、中3週で迎えた24戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝2950m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で広松孝司騎手（10戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったピアドールから6馬身差の2着に敗北した。

9月15日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデ重賞の中京障害ステークス（中京障害芝3600m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で広松孝司騎手（11戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月6日、中2週で迎えた26戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3290m 曇）に出走。鞍上は8戦連続で広松孝司騎手（12戦2勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月28日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3290m 晴）に出走。鞍上は9戦連続で広松孝司騎手（13戦2勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

12月15日、中6週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた28戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3290m 晴）に出走。鞍上は10戦連続で広松孝司騎手（14戦2勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。10着に終わった。

5歳（1991年）

6月22日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg絞って迎えた29戦目は、藤原哲朗騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（中京障害芝2800m 雨/重）に出走。6頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月20日、中3週で迎えた30戦目は、小倉障害ステークス（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は広松孝司騎手（15戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったダンデイアポロから約11馬身差の2着に敗北した。

8月17日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた31戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で広松孝司騎手（16戦2勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったメイショウルパンから1馬身差の2着となった。