フェアリーユキ（1990年生、母シルティーク）

Fairy Yuki

1990.04.29

フェアリーユキ（1990年4月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザンテースト（当時19歳）と交配したシルティークが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は早田牧場新冠支場。戦績は、中央平地13戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1993年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

中尾銑治厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1993年）

4月4日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は430kg。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、4着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未出走（中山芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

5月8日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

5月29日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったマウントロマンに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

6月12日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部幸雄騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、アウントシスターに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

7月10日、中3週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で岡部幸雄騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

8月14日、中4週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（新潟芝1200m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で岡部幸雄騎手（6戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた8戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のピンクペッパーに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月25日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山芝1200m 外回り 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

4歳（1994年）

7月16日、約10か月の休養明けで迎えた10戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大西直宏騎手（2戦1勝）。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

8月7日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大西直宏騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大西直宏騎手（4戦1勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず7着に終わった。

9月24日、中3週で迎えた13戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山芝1200m 外回り 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に終わった。