マロンブーケ（2011年生、母ストーミンウイニー）

マロンブーケ（2011年4月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「栗＋父母名の一部。本馬の毛色より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のダイワメジャー（当時10歳）と交配したストーミンウイニーが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）オリオンファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方25戦8勝2着5回。主な勝ち鞍は2017年の東京モノレール盃(一般B3四)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、オリオンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

木村哲也厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

1月25日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。主導権を握り、非常に緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

2月18日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。

4月26日、中9週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた3戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。逃げを打ち、リードを2馬身以上確保して、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

8月23日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた4戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

9月13日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

12月26日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るモナルダを次元の違う末脚で交わし去り、最後は8馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2015年）

2月5日、中5週で迎えた7戦目は、一般C2十二十三（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のグレイトスピリットに1馬身1/4の差をつけて断トツの支持に応えた。

3月16日、中5週で迎えた8戦目は、一般C2七八（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、勝ったトウショウブランドにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月6日、中2週で迎えた9戦目は、一般C2五六七（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るボデギータを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて1番人気に応えた。

4月23日、中1週で迎えた10戦目は、かんむり座特別（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（4戦3勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のボデギータに4馬身の差をつけて優勝

5月22日、中3週で迎えた11戦目は、ダイアモンドターン賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（5戦4勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

11月25日、約6か月の休み明けで迎えた12戦目は、一般C1六七（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で矢野貴之騎手（6戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

5歳（2016年）

8月1日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた13戦目は、一般C2六七（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で矢野貴之騎手（7戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強靭な心肺能力で懸命に走り抜いたが、伸びてきたウインホイッスル決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

8月15日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2九十（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で矢野貴之騎手（8戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦したが、3着に終わった。

9月21日、中4週で迎えた15戦目は、オフトひたちなか賞（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で矢野貴之騎手（9戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のロビンソンに1馬身半の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

10月11日、中2週で迎えた16戦目は、花いっぱいのまち葛飾賞（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で矢野貴之騎手（10戦5勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のパワーピッチングに1馬身3/4の差をつけて断然人気に応えた。

12月1日、中6週で迎えた17戦目は、冬木立特別（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は12戦連続で矢野貴之騎手（11戦6勝）。13頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

12月29日、中3週で迎えた18戦目は、富士通フロンテック賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で矢野貴之騎手（12戦6勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

6歳（2017年）

1月24日、中3週で迎えた19戦目は、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で矢野貴之騎手（13戦6勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

5月26日、約4か月の休養明けで迎えた20戦目は、牝馬限定戦のプレシンデレラチャレンジ（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は15戦連続で矢野貴之騎手（14戦6勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のジャストゥラヴに2馬身の差をつけて久々の実戦を物にした。

6月26日、中3週で迎えた21戦目は、東京モノレール盃（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は16戦連続で矢野貴之騎手（15戦7勝）。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では少しずつ前との差を詰めて、最後は2着のクラウンハンターを3/4馬身振り切って優勝

7月10日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定戦のミルキーウェイ賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で矢野貴之騎手（16戦8勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで崩れずに走り抜いたが、伸びてきたスピーティーズ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

8月14日、中4週で迎えた23戦目は、ペリドット賞（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は18戦連続で矢野貴之騎手（17戦8勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

9月11日、中3週で迎えた24戦目は、牝馬限定戦のサファイア賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で矢野貴之騎手（18戦8勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

7歳（2018年）

5月22日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、エキサイティングナイト賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で矢野貴之騎手（19戦8勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に敗れた。

6月28日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた26戦目は、一般B3五（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で矢野貴之騎手（20戦8勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、伸びてきたロイヤルサーティン決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

7月11日、中1週で迎えた27戦目は、オフト祭り賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は22戦連続で矢野貴之騎手（21戦8勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。

8月16日、中4週で迎えた28戦目は、トロピカルナイト賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は23戦連続で矢野貴之騎手（22戦8勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず4着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた29戦目は、オリオンビール賞（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は24戦連続で矢野貴之騎手（23戦8勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮戦したが、伸びてきたジャストゥラヴ決め手に屈してハナ差の2着となった。

9月26日、中3週で迎えた30戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のシンデレラチャレンジ3（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。