ミホベスト（1984年生、母ビユーテイマリヤ）

Miho Best

1984.05.31

ミホベスト（1984年5月31日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサテインゴ（当時14歳）と交配したビユーテイマリヤが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）天羽牧場。戦績は、中央平地15戦3勝2着7回。主な勝ち鞍は1988年のニセコ特別(400万下)。

経歴

デビュー前

山岡浩久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1986年）

6月15日、デビュー戦は柴田政人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のモガミランザンに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月27日、中5週で迎えた2戦目は、2歳G3の札幌3歳ステークス（札幌ダート1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

8月17日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのクローバー賞（函館芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。6頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

12月14日、約4か月の休み明けで馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた4戦目は、3歳400万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったキリノトウコウに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

3歳（1987年）

1月5日、中2週で迎えた5戦目は、4歳400万下（中山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったトキノキャロルに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4歳（1988年）

2月14日、約13か月半の休養明けで迎えた6戦目は、5歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（4戦1勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のベイリーフロイヤルをハナ差振り切って休養明けの一戦をモノにした。

3月19日、中4週で迎えた7戦目は、5歳以上900万下の狛江特別（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手（5戦2勝）。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したインタービジョンを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

4月10日、中2週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の春光特別（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で柴田政人騎手（6戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、勝ったハグロオーザにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月14日、中4週で迎えた9戦目は、5歳以上900万下の清里特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田政人騎手（7戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月11日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下のニセコ特別（札幌ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で柴田政人騎手（8戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のトーワブラックをハナ差振り切って圧倒的人気に応えた。

7月9日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下のオーロラ特別（札幌ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で柴田政人騎手（9戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

5歳（1989年）

3月26日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた12戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、メイプルシルキーに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

6月17日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg絞って迎えた13戦目は、郷原洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のHTB杯（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、逃げるカンナイテイオーを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月1日、中1週で迎えた14戦目は、西浦勝一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のHBC杯（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したカンナイテイオーを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月29日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下の釧路特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋行騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。