ロケットブースター（2000年生、母ミスティーグリーン）

ロケットブースター（2000年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ロケットエンジンを使った加速装置」。毛色は鹿毛。種牡馬のラムタラ（当時8歳）と交配したミスティーグリーンが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）笠松牧場。戦績は、中央平地22戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2003年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

尾形充弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

12月8日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は432kg。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた2戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

3歳（2003年）

1月26日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

3月2日、中4週で迎えた4戦目は、柄崎将寿騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

3月30日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

4月19日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた8戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

5月25日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（4戦0勝）。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を披露し、3着に入った。

6月14日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のコスモウェンブリーを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

7月6日、中2週で迎えた11戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の開成山特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

4歳（2004年）

1月11日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（6戦1勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

2月14日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを14番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を披露し、4着に入り込んだ。

3月13日、中3週で迎えた14戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

4月4日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出し、3着に入った。

5月2日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

9月4日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた17戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

10月17日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（東京ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったラスニアックに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

11月7日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、抜け出したマイクラリネットにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月5日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/重）に出走。鞍上は村田一誠騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。

5歳（2005年）

1月9日、中4週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。