スプリングヴォイス（2007年生、母スプリングドキッチ）

スプリングヴォイス（2007年5月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋声」。毛色は鹿毛。種牡馬のグラスワンダー（当時12歳）と交配したスプリングドキッチが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は堀弘康。戦績は、中央平地6戦0勝、地方16戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の3歳B4。

経歴

デビュー前

野村彰彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

10月3日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は452kg。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は勢いを失って11着に終わった。

10月25日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた3戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた4戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。17頭立ての17番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

12月19日、中3週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で生野賢一騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では速い脚を使えず15着に終わった。

3歳（2010年）

3月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。最後は脚を失くしてしまい17着に終わった。

4月9日、中3週で迎えた7戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のレイビスティーに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月29日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦のバルサミコ酢賞（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るミノリナデシコを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

5月10日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったイツクシマジュピタを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

9月14日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた10戦目は、加藤和義騎手を鞍上に迎えて、3歳B3（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた11戦目は、3歳B3（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和義騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた12戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、3歳B4（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のスーパーキャニオンに1馬身の差をつけて優勝

11月3日、中2週で迎えた13戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のd-fenceONLY LOVE CUP（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

11月24日、中2週で迎えた14戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では逸出した伸びを見せたが、ヤマノオレンジに交わされて6馬身差の2着に敗北した。

12月15日、中2週で迎えた15戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って12着に敗れた。

12月21日、連闘で迎えた16戦目は、3歳（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

4歳（2011年）

1月6日、中1週で迎えた17戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、4歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着を確保した。

1月12日、連闘で迎えた18戦目は、4歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

2月8日、中3週で迎えた19戦目は、4歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

4月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、一般C3二三（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（6戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

5月19日、中2週で迎えた21戦目は、一般C3三四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（7戦0勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた22戦目は、一般C3三四（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で繁田健一騎手（8戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、少し遅いペースで一団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。