ゲンキチホマレ（2005年生、母ケイワンビーナス）

ゲンキチホマレ（2005年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋誉」。毛色は栗毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時13歳）と交配したケイワンビーナスが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は坂田牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方11戦3勝2着1回。2008年のニューイヤーカップ(S3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

秋山重美厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2007年）

8月30日、デビュー戦は町田直希騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート900m 曇/重）に出走。馬体重は498kg。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く3着に敗れた。

9月13日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るデキシーメイを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月9日、中3週で迎えた3戦目は、2歳戦の小町特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、抜け出したフィリアレギスにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月3日、中7週で迎えた4戦目は、2歳戦のジュメイラビーチカップ（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のエバーブライトをクビ差振り切って制した。

3歳（2008年）

1月2日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、3歳オープンの’08サンライズチャレンジ（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で町田直希騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

1月23日、中2週で迎えた6戦目は、3歳S3のニューイヤーカップ（浦和ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で町田直希騎手（5戦2勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミサトアンバードに6馬身の差をつけて3勝目をマークした。

4月23日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、3歳S1の羽田盃（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で町田直希騎手（6戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

6月4日、中5週で迎えた8戦目は、3歳S1の東京ダービー（大井ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で町田直希騎手（7戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

11月16日、約5か月半の休み明けで迎えた9戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

11月23日、連闘で迎えた10戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のtvk賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

4歳（2009年）

6月28日、約7か月の休養明けで迎えた11戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に敗れた。

8月1日、中4週で迎えた12戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

6歳（2011年）

2月1日、約18か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた13戦目は、西川進也騎手を鞍上に迎えて、ぬくもりの郷杯（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

3月7日、中4週で迎えた14戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、爽春賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

4月18日、中5週で迎えた15戦目は、ホープフル賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず14着に敗れた。