オリヒメ（2013年生、母Champagne Royale）

オリヒメ（2013年4月29日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「七夕の伝説『牛郎織女』に登場する仙女」。毛色は鹿毛。種牡馬のマジェスティックウォリアー（当時8歳）と交配したChampagne Royaleが13歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地6戦0勝2着2回、地方13戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2017年のダノンシャーク賞(一般C13 C31)。

経歴

デビュー前

石坂正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

12月19日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、サトノファンタシーに交わされて7馬身差の2着に敗北した。

3歳（2016年）

1月17日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したアドマイヤロマンを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

2月6日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

4月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

6月18日、中7週で迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

8月6日、中6週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は浜中俊騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

10月18日、中9週で迎えた7戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、新冠町軽種馬生産振興会特別2（門別ダート1200m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシリカを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

11月2日、中1週で迎えた8戦目は、美唄産「峰ななつぼし」新米特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2017年）

5月31日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、マーガレット特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた10戦目は、優駿の里安平町うまかまつり特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岩橋勇二騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた11戦目は、厚沢部町ふるさと夏まつり特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で岩橋勇二騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた12戦目は、フリオーソ賞（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で岩橋勇二騎手（5戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた13戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、ダノンシャーク賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマッテンタルトに8馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

8月9日、中1週で迎えた14戦目は、優駿の里「安平町畑の恵み」特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったスセソールにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

8月23日、中1週で迎えた15戦目は、門別ライオンズクラブ特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月21日、中3週で迎えた16戦目は、おうむの宝うまいもんまつり特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したクインズジャーニーにクビ差届かず2着に甘んじた。

10月5日、中1週で迎えた17戦目は、赤黒の勇者特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で服部茂史騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた18戦目は、クリーンエコロジー賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で服部茂史騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた19戦目は、胆振軽種馬農業協同組合特別（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で服部茂史騎手（6戦1勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。