シンボリユタカオー（1999年生、母フォーミド）

シンボリユタカオー（1999年4月7日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のサクラユタカオー（当時17歳）と交配したフォーミドが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はシンボリ牧場。戦績は、中央平地24戦1勝2着3回、地方8戦4勝。主な勝ち鞍は2007年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

函館喜弘厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（2002年）

8月29日、デビュー戦は石井勝男騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るアルファバロネットを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月19日、中2週で迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石井勝男騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（船橋ダート1400m 内回り雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で石井勝男騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月5日、中4週で迎えた4戦目は、3歳（船橋ダート1400m 内回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で石井勝男騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

4歳（2003年）

7月17日、約8か月半の休養明けで迎えた5戦目は、一般C3五ア（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で石井勝男騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るクリノハーブを上がり2位の末脚でハナ差だけ差し切って久々の実戦を物にした。

8月5日、中2週で迎えた6戦目は、一般C3三ア（船橋ダート1400m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石井勝男騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のタケデンシンドラーを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

9月15日、中5週で迎えた7戦目は、一般C3一ア（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で石井勝男騎手（6戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

10月6日、中2週で迎えた8戦目は、一般C3一ア（船橋ダート1500m 小雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で石井勝男騎手（7戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のノースハーバーをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

11月16日、中5週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた9戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露し、4着に入り込んだ。

12月21日、中4週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小林久晃騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい12着に敗れた。

5歳（2004年）

9月5日、約8か月半の休養明けで迎えた11戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝2600m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、勝ったワンダードリームに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

9月18日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の積丹特別（札幌芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

6歳（2005年）

7月23日、約10か月半の休養明けで迎えた13戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、伸びてきたヤマニンアジャスト決め手に屈してクビ差の2着となった。

7歳（2006年）

6月4日、約10か月半の休み明けで迎えた14戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

7月1日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下のいわき特別（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は田中博康騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

10月15日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

8歳（2007年）

8月11日、約9か月半の休養明けで迎えた19戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は田中博康騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

9月1日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（3戦0勝）。18頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に敗れた。

10月13日、中5週で迎えた21戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。17頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた12頭をごぼう抜きし、最後は2着のエアクラマンに1馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

12月15日、中8週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の天竜川特別（中京芝2500m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（1戦1勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

9歳（2008年）

1月6日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場勇人騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

5月4日、約4か月の休養明けで迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の陣馬特別（東京芝2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は田中博康騎手（4戦0勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に敗れた。

5月24日、中2週で迎えた25戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の赤倉特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の稲村ヶ崎特別（東京芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は田中博康騎手（5戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の信夫山特別（福島芝2600m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は石橋脩騎手（4戦0勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したグラスブラストを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

8月16日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた28戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の支笏湖特別（札幌芝2600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は的場勇人騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

10歳（2009年）

1月17日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の尾頭橋特別（中京芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（4戦1勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく8着に終わった。

5月3日、約3か月半の休養明けで迎えた30戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の陣馬特別（東京芝2400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

6月27日、中7週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の信夫山特別（福島芝2600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は石橋脩騎手（5戦0勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

8月23日、中7週で迎えた32戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の阿賀野川特別（新潟芝2200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。