リバーラ（2020年生、母インドリヤ）

リバーラ（2020年3月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「イタリアの自治体名」。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時17歳）と交配したインドリヤが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はシンボリ牧場。2022年のファンタジーステークス(牝G3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、シンボリ牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって1,045万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、荒井泰樹によって1,595万円で落札された。

高柳瑞樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

7月17日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は416kg。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月14日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。17頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のハルオーブをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

11月5日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦1勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のブトンドールに1馬身1/4の差をつけて重賞初挑戦初制覇を果たした。

12月11日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（3戦2勝）。18頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい18着に敗れた。

3歳（2023年）

3月12日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石橋脩騎手（4戦2勝）。18頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。

6月11日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、G3の函館スプリントステークス（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

4歳（2024年）

1月8日、約7か月の休み明けで迎えた7戦目は、カーバンクルステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（5戦2勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が悪くなり16着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた8戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のシルクロードステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての17番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず17着に終わった。

5月19日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの韋駄天ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。11着に終わった。

10月27日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのルミエールオータムダッシュ（新潟芝1000m 晴/良）に出走。17頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。