コスモマリナー（2012年生、母Zaldivar）

コスモマリナー（2012年9月13日）は、オーストラリアで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋航海者」。毛色は鹿毛。種牡馬のBeneteau（当時5歳）と交配したZaldivarが12歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地2戦0勝、地方28戦4勝2着1回。2015年の盛岡市アイスリンクオープン賞(一般C2十一)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中清隆厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2015年）

1月25日、デビュー戦は井上敏樹騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は490kg。18頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では末脚が冴えず16着に終わった。

3月8日、中5週で迎えた2戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず16着に終わった。

6月30日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のパールフラワー賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

8月3日、中4週で迎えた4戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、3歳C2五（盛岡ダート1200m 曇/良）に56kgの斤量を背負って出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた5戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、3歳C2五（盛岡ダート1200m 曇/良）に56kgの斤量を背負って出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた6戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2十七（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

9月5日、連闘で迎えた7戦目は、一般C2十七（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のデルマオイランに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月19日、中1週で迎えた8戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、盛岡市アイスリンクオープン賞（盛岡ダート1200m 雨/不良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

9月26日、連闘で迎えた9戦目は、一般C2十二（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた10戦目は、もりおか映画祭2015賞（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

10月18日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2八（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（3戦1勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず7着に終わった。

10月24日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2五（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は関本淳騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた13戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（盛岡ダート1400m 小雨/不良）に出走。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

11月14日、連闘で迎えた14戦目は、広げよう感動!希望郷いわて国体（水沢ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は関本淳騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

11月21日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2六（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

11月28日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で関本淳騎手（4戦0勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

12月5日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2七（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で関本淳騎手（5戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2七（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は高松亮騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

12月27日、連闘で迎えた19戦目は、一般C2十七（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（4戦1勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

4歳（2016年）

1月2日、連闘で迎えた20戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（5戦1勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のポッドカイザーに1馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

1月9日、連闘で迎えた21戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（6戦2勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のメイショウメブキを3/4馬身振り切って3勝目を奪取した。

3月27日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から23kg増やして迎えた22戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、げんぞまいり特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。

4月5日、連闘で迎えた23戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、一般C1-2（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田知弘久騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、ミサワゲーリーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

5月3日、中1週で迎えた25戦目は、小林洋平大賞典（金沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田知弘久騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた26戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、一般C1-3（金沢ダート1300m 晴/不良）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のエーティーショパンに1馬身半の差をつけて4勝目を挙げた。

5月29日、中1週で迎えた27戦目は、マックリンメリジェイテラ杯（金沢ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（1戦1勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた28戦目は、熊本地震被災地復興祈念（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で葛山晃平騎手（2戦1勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた29戦目は、さざえまつり特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は田知弘久騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

7月12日、中1週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた30戦目は、一般B2-6（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は葛山晃平騎手（3戦1勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。