リッチエモーション（2010年生、母ビワシャンテ）

リッチエモーション（2010年5月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名（裕福）＋生きることに感動し、人々に感激を与える」。毛色は栗毛。種牡馬のフジキセキ（当時18歳）と交配したビワシャンテが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日西牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方18戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2013年の3歳B8。

経歴

デビュー前

4歳のとき、杉浦和也から「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。5歳のとき、シグラップ・マネジメントから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。10歳のとき、シグラップファームから「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。同年、オーシャンレーシングから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、片田保によって12.1万円で落札された。

本間忍厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

11月10日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた2戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。

3歳（2013年）

1月5日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

3月10日、中8週で迎えた4戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

4月7日、中3週で迎えた5戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。18頭立ての17番人気で大外18番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は減速してしまい18着に終わった。

5月10日、中4週で迎えた6戦目は、坂本和也騎手を鞍上に迎えて、3歳C1 C2（園田ダート1700m 雨/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着を確保した。

5月24日、中1週で迎えた7戦目は、3歳C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂本和也騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

6月16日、中2週で迎えた8戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳B5（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のモルダウに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月25日、連闘で迎えた9戦目は、3歳B5（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

7月2日、連闘で迎えた10戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、3歳B7（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、マイネラヴァリーノに交わされて1馬身半差の2着となった。

7月9日、連闘で迎えた11戦目は、3歳B3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

7月16日、連闘で迎えた12戦目は、3歳B8（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のトップスタートをアタマ差振り切って圧倒的人気に応えた。

7月28日、中1週で迎えた13戦目は、3歳B1（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で畑中信司騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

8月11日、中1週で迎えた14戦目は、3歳B2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で畑中信司騎手（4戦1勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで敢闘したが、サクラファイティンに交わされて1馬身半差の2着となった。

8月25日、中1週で迎えた15戦目は、沖静男騎手を鞍上に迎えて、3歳B1（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

9月8日、中1週で迎えた16戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、3歳B1（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

9月15日、連闘で迎えた17戦目は、3歳B1（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は沖静男騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

9月22日、連闘で迎えた18戦目は、3歳B10（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は平瀬城久騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

9月29日、連闘で迎えた19戦目は、3歳B1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は沖静男騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

10月6日、連闘で迎えた20戦目は、3歳B10（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は畑中信司騎手（5戦1勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、バッティングパワーにクビ差交わされて2着となった。

10月13日、連闘で迎えた21戦目は、3歳B2（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（6戦1勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた22戦目は、一般C3-7（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（7戦1勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、ロードピスに交わされて2馬身半差の2着となった。

11月26日、中3週で迎えた23戦目は、一般C3-5（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で畑中信司騎手（8戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。